マイテーマ

政治・経済の低迷をはじめとする様々な社会問題に直面する中、日本の現状を外の視点から見つめ、まずは理解しようとする。そして、変化が起こせる、起こそう、という機運作りに貢献したい。

秋山素子

2024年秋入学
ハーバード大学

東洋英和女学院高等部卒業

INTERVIEW

Harvard University で学んでいる秋山素子さん。以前から抱いていた課題意識にまっすぐ向き合い、世界中の仲間と共に学びを深めています。

INTERVIEW.01 そのテーマに興味を持ったきっかけを教えてください。

日本財団の18歳意識調査によると「自分の行動で国や社会が変えられると思う」という若者は米国の58.5%に比べ、日本には26.9%しかいないのだそう。高校生の時に「日米の若者の政治参加意識と生徒会活動」というテーマを研究していたところ、この意識調査のことを知り、衝撃を受けました。

確かに周りでは「どうせ変わらない」「ダメと言われる」と諦めの声を聞くことも多く、先の調査とにていることに気づき、自分にできることはないかと、考えはじめたことがきっかけです。

INTERVIEW.02 アメリカで学びたいと思った理由は何ですか?

米国の大学で世界中の仲間と意見を交わし合い、日本の常識や価値観にとらわれずに日本の現状と先行きのあり方を学びたいと思いました。日本と海外を比較して初めて見えてくる課題もあると思ったのです。
そのような学びから思いつく発想とそれを実現する知見と能力に磨きをかけるため、また、あえて挑戦し成長できるような場に身をおくためにも海外の大学に進学したいと思いました。

INTERVIEW.03 アメリカでの大学生活や学んでいることについても教えてください。

大学院での講演会からクラブの社交パーティーまで、想像以上にイベント尽くしで大学生活はとても充実しています。イベントからイベントへと常に広いキャンパスを歩き回っているので、毎日の平均歩数が1万歩を超えました!勉強面では、アメリカ政治の教授が3人の大統領の下で働いた経験があったり、政治哲学の教授がNHKの白熱教室でも知られる有名な先生であったり、興味深い経歴をもつ教授ばかりで話を聞いているだけでもとても授業が面白いです。

また、講義とは別で、各授業に少人数で行うディスカッションの時間があり、考えを仲間と共有したり、互いに質問し合ったりして、授業内容を深掘りする時間があるのもとても楽しく有意義に感じています。

INTERVIEW.04 これから大学でどんなことを学び、それをどのような形で将来に活かしたいですか?

日本の政治やその課題点を知るために、外の視点から日本を考察したいと思っています。他国と比較することで理解を深める比較政治学や世界での日本の立ち位置を知ることができる国際関係学、社会や人と政治との関わりを学ぶために政治社会学や政治心理学など、政治を多面的に学ぶことによる気づきもあるはずです。いずれは公共政策も学び、実際の課題を解決するための術も身につけたいです。

その他のインタビュー